味噌汁椀を作るシリーズ6です。
前回の記事は「白木地作りーその2 味噌汁椀を作る5」

お椀の木地が完成し、ようやく塗りの工程に進みます。
白木地完成の記事から、ずいぶん経ってしまいましたが、今日から一気に完成までの工程を紹介していきます。
まずは、木地固めという作業です。
木地固めというのは、専用の液で薄めた生漆を白木地に刷毛で塗っていく作業ですが、なんのためにするのだろう?という疑問もあり、職人さんに聞いてみると、
職人さん:「木地に漆を吸い込ませるだけ吸い込ませることで、木地自体が硬く丈夫になるんや。」
私:「じゃあ、いわゆる免疫をつけるようなものかな?」
職人さん:「お~、そんなもんや」
というわけで、免疫をつけて、丈夫にするようなものという風に、理解しました(笑)

最初は乳白色の生漆ですが、空気に触れることで、どんどん濃い茶色に変化していきます。

刷毛で塗っていきます。

刷毛で塗って間もない頃は、明るい茶色ですが、、、
漆の色が空気に触れることで、どんどん濃い茶色に変化していきます。
↑手前は塗りたてのお椀で、奥は30分ほど経ったお椀です。
ほんの30分ほどで、こんなに変化しました!
全体を塗って、乾いたら、丁寧に全体を研いで、次の工程に移ります。
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