会社の花壇には芍薬の花が賑やかに咲いています。一年で一番過ごしやすい時期ですね。
少し前のことですが、個人の方で「漆は買えますか?」という問い合わせの電話をいただいたことがありました。あいにく、私たちの会社は漆を販売していないので丁重にお断りしましたが、ご自分で漆を塗るという方もいらっしゃるんですね。
もし、漆の知識があるのならば、自分で漆を塗るということも楽しいかもしれません。ただし、漆はかぶれる場合があるので、充分に注意したいものです。
漆の乾かし方
ペンキ、絵の具、などは塗ってしばらくそのまま放置しておけば自然と乾いていきます。
漆はちょっと厄介で、適度な温度と湿度が必要になっていきます。確かではありませんが、温度25℃、湿度80%くらい必要だったと思います。
ということは、梅雨時であれば、そのまま放置しても乾くかもしれませんが、通常はそのままにしておいても乾きません。
漆を扱う職人さんのところには漆の風呂(棚)があり、その中にいれて乾かしています。
特別な風呂がなくても乾かす方法があります。
大きめのダンボールの中に新聞などを敷いて、霧吹きなどで湿らせます。漆を塗ったものを入れて、湿ったバスタオルなどをフタ代わりにしてダンボールの上に被せます。これでOKです。
自分で漆を塗ることがある場合は、是非この方法で乾かしてみてくださいね。