
職人さんのところにお邪魔すると、興味を引くのが道具。木地を挽くノミだったり、漆を塗り刷毛だったり、蒔絵を描く筆だったり。
職人さんにとって道具は命。

この道具を作る職人さんの高齢化が進み、良い道具が手に入らなくなったと耳にします。
道具の良し悪しで仕上がりも全然違うと職人さんたちは言います。
道具を作る技術ってそう簡単には習得出来ないものだろうし、後継者がいなければ当然なくなってしまいます。そうなると、皮肉なことに希少価値というものが生まれるのかもしれません。
10年後、20年後、どうなってるんだろう・・・ふとそんなことが頭をよぎります。