分業体制で製品を作るのが越前漆器河和田塗りの特徴です。

漆塗りのお椀

私の愛用の味噌汁椀 木製の漆塗りで越前水仙の蒔絵を描いてもらったものです

このお椀は15年くらい使っています。使えば使うほど愛着がでてくるのが漆器の良いところなんですよね。

 

このお椀、決して安いお椀ではありません。河和田の職人さんが ①生地を挽いて、②塗って、③蒔絵を描いて仕上げてもらったものです。なぜ①②③とわざわざ番号をつけたかというと、すべて専門の職人さんが手をかけてくれてるからです。越前漆器の産地では、一人の職人さんが一から十まで仕上げるというのではなくて、工程ごとに専門の職人さんが手を掛けるというのが越前塗り河和田の漆器の特徴なのです。

こうして漆器が完成するまでに職人さんから職人さんへのバトンが繋がれているわけですが、この土地に生まれ育った私にとっては分業での生産体制は当たり前のことだと思っていました。

お客様などに説明すると、なんとなく納得してはもらうものの、言葉だけではピンとこないようです。説明していても、つい専門用語が多くなりわかりにくいのかもしれません。

そんな時、職人さんの仕事場を見学していただくというのが一番なんです。自分が注文した商品はどうやって仕上がるのか?・・・いわゆる漆器生産の工場見学にご案内させてもらうことがあります。

一つ一つの工程を見学することで、職人さんの技術の高さや大変さなどを判ってもらうことができますし、興味深くて面白いという感想をいただきます。職人さんと直接話しながらというのも魅力の一つなんだと思います。

 

そんな職人さんと気軽にふれあえる場所がうるしの里会館にある職人工房です。日替わりで伝統工芸士さんが作業をしていて直接話しながら見学することが可能ですよ。漆器に少しでも興味がある方には持ってこいの場所です。

 

 

うるしの里会館
福井県鯖江市西袋町37-6-1
TEL0778-65-0030
職人工房 10:00-16:00(※昼休憩1時間あり)

 

投稿者:

ooishi

実家の漆器屋で働いているワーキング主婦。夫と二人の子供の4人家族です。 仕事や趣味を思いっきり楽しむために、日頃興味のあることをこのブログに綴っています。