社会人になって間もない頃、会社の中で何をしようか?と考える暇もないほど毎日が忙しい日々でした。それこそ次から次とやることがあって、目の前のことに集中さえしていれば良かったのです。それはそれで充実した毎日だったと思います。
時代は流れて、受発注業務もシステムのおかげでずいぶん便利になり、会社自体一時の勢いもなくなると以前のような忙しさはなくなりました。
ここでようやく、『自分は何がしたいんだろう?』と考えるようになったのです。
まずブログを始めてみました。
ブログで漆器の修理例を紹介したのをきっかけに問い合わせが来るようになり、修理のサイトを立ち上げて2年が経ちます。
やり始めて分かったことは、正直予想以上に大変で、私自身まだまだ知識が足りないということでした。いろんな失敗や壁にぶち当たり、それでも職人さんたちと何度も話して色んなことを聞くうちにたくさんの発見があり、何よりお客様から『ありがとう』というお言葉をいただけるやりがいのある仕事だと今では思ってます。
こんな私でも人の役に立つんだと思うと、大変でも頑張ろうという気持ちになります。
漆器の修理で問い合わせをして下さるお客様は困っている方たちなんですから。
面倒なことでも、一つ一つ心を込めて取り組んでいこうと、今日もお客様からのお手紙を読んで思いました!