モノの価値は所有者が決めること。他人の私がどうこういうことではない。

漆器の修理も気が付くと4年目に入ってました。⇒漆器修理ご相談下さい。

今年に入ってからコンスタントにお問い合わせをいただくようになってきて有難いことです。私もずいぶん応対に慣れてきて、2012年に始めたころなんて、送られてくるたびに「これ、直るんだろうか・・・」とか思うことが多かったのですが、おおよその判断もつくようになってきて(*^^*)経験って大事ですね!

まあ、何十年も漆塗り一筋で生きてこられた職人さんあっての私のお仕事なので、感謝してもしきれないくらい。これまでにどれだけ職人さんのところへ通って教えを乞うたことでしょう・・・なんせ知らないことだらけ^^;

 

直す価値はありますか?

問い合わせをいただく中で、こんなことをおっしゃるお客様が時々いらっしゃいます。

「これ(お客様が持っている漆器)は直す価値があるのかわからないから一度みてほしい。」

正直、私は鑑定団でもないですし、その漆器が元々いくらだったのかも実際はわかりません。どこで作られたのか産地もわからないものも多いですし。

しかし、こんな私でも大体の検討が付く場合もありますよ、たまには 笑

漆器の修理、ご相談ください!とうたっているからには、それが私の仕事でもありますからね。

修理できるものは修理費用の見積は無料で出しますし、出来ないものはお断りしています。私なりになるべく分かりやすくを心がけて。

 

話はここからが本題。

直す価値があるのかどうか?という問いに対して、それは私が決めることではないんじゃないだろうかと思うんです。

新しく買ったほうが安く出来たとしても、実際のモノの価値はお客様が決めることだと。

逆に、この漆器は少々費用がかかっても修理する価値があると私が思っても、お客様にその気がなければ叶わないことなんです。

 

私たちの漆器修理というサービスは、新しく買ってもらうというのではなく、親の代から受け継がれているものだったり、大切な方からのプレゼントだったり、自分がすごく愛着がわいているものだったり、そんな想いの詰まったものを修理するというサービスなんです。

だから、どんなに費用の面で高くついたとしても、そこに価値を求めている人は修理するだろうし、価値を見出していない人は修理しないでしょう。そもそも問い合わせもしないで捨てるという選択をするのが普通かも。

 

面倒でもネットで検索して問い合わせをするという行為は、そこに価値を見出しているからなんだと思います。

だから私は、費用がどうのこうのというより、お客様の想いを優先して、其の上でこのくらいかかります、と答えるように心がけなければと日頃思っています。

一つ一つ奇跡的なご縁でお客様とつながる漆器修理のサービスはいろんなことを気づかせてくれる商売なんですよね。

日々勉強、日々感動、日々成長

 

投稿者:

ooishi

実家の漆器屋で働いているワーキング主婦。夫と二人の子供の4人家族です。 仕事や趣味を思いっきり楽しむために、日頃興味のあることをこのブログに綴っています。